10月15日、ABD合同会社がフィンランドのArch Design Award 2022を受賞したことが発表されました。これは弊社初の建築賞受賞になります。プロジェクト「Ice & Fire Chalet」で、ホテル&リゾート建築部門の金賞を受賞しました。
ABD合同会社は、この作品に貢献したすべてのチームメンバーに感謝します。エカラット・マスマライ、小林宏、ビアート・ピエール。
プロジェクト名であるIce and Fire Chaletが表現しているのは、冬に雪に覆われた息をのむほど美しい地元の火山である羊蹄山。これをを象徴としてニセコの厳しい冬の環境とスキー場のシャレーに求められる暖かさと快適さの対比です。
暗くて冷たい外装の金属クラッドは寒さから建物を守り、立ち並ぶ継ぎ目が屋根から建物の側面まで氷柱のように落ちています。一方で、天然のシダーやオーク材の明るい色調と、リビングエリアの核となる暖炉が、室内に居心地のよい温もりをもたらしています。ゆったりとしたソファに座りながら、マシュマロ入りのホットココアを飲んで、雪化粧した火山を眺めているような感覚を、デザインで表現しています。
屋根と側壁の形状が表現しているのは、人間の両手が指をつないで内部空間を守っているイメージです。屋根と壁に採用した高性能断熱材と三重ガラスがもたらす快適性は、パッシブデザインという持続可能な原則に基づいています。温室効果ガスの排出を抑えるために、暖炉には高効率の製品を選びました。
ニセコの寒さと豪雪に対応するため、レンタルスキー物件を慎重に設計してあります。
玄関は落雪の危険性を排除するために屋根付きとし、密閉型ガレージや、緩やかに傾斜した車道、屋根付きバルコニー、それから軒先がなく、雪を逃がすモダンな金属板屋根、家の周りのシンプルな雪下ろし用の道などを備えています。強化された外断熱、三重ガラス、高効率暖炉により、冬は最高の快適さを保証します。
私たちは、積雪荷重を考慮して設計し、持続可能で軽量な伝統の木造建築を選択しました。
バルコニーと背面の中庭は屋外スペースを提供し、夏の使用時には建物全体に複数のクロスベンチレーションを可能としたレイアウトになっています。
輸送時に発生する二酸化炭素を削減するため、オーク材や杉材、ニュートラルなトーンの札幌軟石など、地元の仕上げ材を選択しました。
ABD Architecture LLC is a company that provides project management and design services in Hokkaido with qualified experts for international projects:
We provide professional services for construction and real development projects in Niseko, Furano, greater Hokkaido and Japan: